山女日記

毎年1回の父との旅行の行先に考えを巡らせている。ヨーロッパもアメリカも中南米もアジアもアフリカもすでに一度は行ったことがある。もちろん、それでも行きたいと思っている場所はたくさんあるけれど。ロシア、中央アジア、キューバあたり。 でもそういえば。オセアニアには行ったことがなかったな。オーストラリアやニュージーランド。今年...

帚木蓬生

好きな作家は誰かと問われれば、私は必ず作家、帚木蓬生の名を挙げる。中学生の頃だったか、すでに高校生になっていたか、そこまでは忘れてしまったけれど、放課後の図書館で、小説が並ぶ棚の前にただただしばらく立ってみたあとで、直感で選んだ本が、彼の「精神病棟」の本だった。最初は、作家名をどう読めばよいかすら、検討がつかなかった。...

Before I Fall

この映画もとても良かった。ニューヨークからシカゴに行く長い飛行機の中で見て、ボロボロ泣いた。同じ1日が毎日毎日続くとしたら、というありえない設定の物語ではあるのだけれど、同じ状況でも自分が変わることで、いくらでも、状況は変わりえたということを、何度もプレイバックする同じ1日の映像が教えてくれる。 一瞬一瞬の、それがさり...

Collateral Beauty

日本語だと「素晴らしきかな、人生」と訳されているこの映画、Collateral Beauty。ニューヨークからシアトルに向かう飛行機の中で英語で見たのだけれど、実は題名の意味がよくわからなくて、なんだか記憶に残った映画。 調べてみてると、Collateralというのは英語で「付帯的な」「二次的な」という意味の形容詞で、...

不条理の中で

最近、河瀨直美さんの映画を見る機会があった。「光」という作品だ。前作の「あん」もどうしても見たくて、でもタイミングを逃していたところで、飛行機の中での上映があり、数カ月前、ようやく見ることができた。 河瀨直美さんの作品は、このTEDx talkを見てから、気になってしかたがなかった。 人の心の奥深いところ、綺麗なところ...

ショーシャンクの空に

また飛行機に乗る機会があり、今度は「ショーシャンクの空に」を見た。前回の機内で、見た「きみに読む物語」がとっても良くて、今回も新作映画ではなく、少し昔の映画を見ることにしたのだった。といっても、この映画は何度かすでに見たことがあって、あらすじもうろ覚え程度には頭にあった。 何度見ても、いい映画はいい。果てしない希望、そ...

ジョニー

EDAYAのフィリピン工房では、今年に入ってからAirbnbを始めたのだが、アメリカのニューヨークから来たというジョニーがやってきたのは、ちょうど先月のことだった。といっても、ジョニーが泊まりに来る前日に、工房をあとにした私が実際にジョニーに会ったのは、つい今日のことで、直接話をする機会を心待ちにしていたのだった。 映...

What Do You Want?

羽田からマニラに向かう飛行機の中で、「きみに読む物語/The Notebook」(2004年)を初めて見た。なぜだかよくわからないけれど、ジャケットの、雨に濡れた2人がキスするシーンが、なんとなくベタな感じに見えて、これまで見ずじまいであったのだが、他に惹かれる映画もなく、そういえば結構有名な映画だし一度くらい見てみる...